栃木県での本、骨董品、お酒など出張買取ありがとうございました。
以前買取で入ってきたもので私が目に入ったものを紹介します。
「川上澄生 ランプ 復刻」です。
元々は川上澄生氏が昭和15年にアオイ書房から発行した、いわゆる川上絵本の一冊で、昭和52年に東峰書房が誠意を込めて忠実に原本にならって復刻し、限定500部で刊行した大変貴重なものです。 
すごくデザインが好みです。
＊表紙は赤レンガに墨で鉄柵を摺りこみ、左上にらんぷと婦人をあしらった題箋がはりつけてあり、それに帙がついている。
「学校童子訓」「泰西画式」「リーダー」などから取った絵と文字をたくみに組み合わせた美しいものである。（復刻にあたり栃木県立美術館々長の塚田泰三郎氏によるライナーより。）
＊ランプを主とした版画二十四図とこれにまつわる短い文章を配したもので、特漉薄手の和紙を2枚ずつ重ねて二つ折りにした袋綴じの和装本です。
中も素敵な色使いです
川上澄生といえば、帆船やランプなどの異国情緒ゆたかな作風と
代表作「初夏の風」が、棟方志功が版画家を志すきっかけになったことが有名ですね。
宇都宮の女子高で英語教師をしながら作品を作っていたそうです。
栃木県にゆかりがあり、以前ブログでも書きましたが、鹿沼市には川上澄生美術館もあります。
ですので、買取品で川上澄生関連のお品が多数入ってきます
今日は午後から税理士の方が来てくださるので、経理仕事を進めていきます
